京都大学

6年制薬学科の特色

 医療薬学研究者、大学教員、博士薬剤師などとして活躍できる人材の輩出を目的に少数精鋭での教育を行うため、平成30年度からカリキュラム改革を行った。

実務実習を行う・主な病院・診療所名

京都大学医学部附属病院 2カ所

実務実習を行う・主な保険薬局

京都大学の近隣の薬局 12カ所 調整機構により実習先を確保

アドバンスト教育

 世界をリードする医療薬学研究者や先端医療を担う薬剤師のリーダー、即ちPharmacist-Scientistの育成に向けて、各研究室において世界最先端の薬学研究を行うと共に、京都大学医学部附属病院において、臓器移植やiPS細胞を用いた治療といった高度先端医療に触れることができる実習を展開している。また、国公立17大学の薬学部と共同で実施している高度先導的薬剤師養成プログラムの中で、海外の医療を体感する海外研修プログラムを実施し、グローバルな視野を持つ医療人の育成に力を入れている。

多職種連携教育の具体的な内容

 1年次においては、医学部医学科、医学部人間健康学科の学生とグループになり、夏季休暇中に1週間の病院実習を行っている。実習では担当医師の指導のもと、外来診療、病棟、手術室、薬剤部、検査部、事務部、医療ボランティアなど病院内の様々な部署を見学する。さらに、医師・看護師・薬剤師をはじめとする医療者の仕事をシャドーイングすることで、医療者の仕事と多職種連携の実際を理解することができる実習内容となっている。実習に行く前には、実習を充実させるための準備として各グループ毎に事前勉強会を行い、実習終了後には、全員参加の事後ワークショップを開催し、実習成果の共有と多職種連携に関する問題点の解決策を考えるグループディスカッションを行っている。
 4年次では、医学部医学科の学生と共に、医療安全に関するグループワークを行っている。具体的には、附属病院医療安全管理部の専従医師や専従薬剤師による医療者間コミュニケーションや患者と医療者間コミュニケーションに関する講義・演習を行う。それらを踏まえた上で、実際に医療現場で起こった薬剤誤投与事故を取り上げ、事故に至るまでの問題点の抽出とその解決策を考えるグループディスカッションを行っている。

多職種連携演習を行う医療施設名

 医学部の関連病院42ヵ所

薬剤師国家試験への取組み

 臨床薬学総論で対応

卒業研究

6年制学科

 各研究室で行われている先端研究を行う

4年制学科

 各研究室で行われている先端研究を行う

4年制の教育目標・育成する人材

 独創的・先導的な創薬研究のプロフェッショナルを養成する。

4年制のカリキュラムの特色、独自の取り組み

 創薬科学・基礎科学研究者・大学教員などとして活躍できる多様な人材を一層輩出するため、平成30年度からカリキュラム改革を行った。

4年制学科から大学院に繋ぐ研究期間の確保

未回答

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