青森大学

6年制薬学科の特色

 青森大学薬学部では、「基礎教育科目の充実」、「地域社会への貢献」、「担任制による個別指導」を、「実力を養うための3つの特徴」としています。1年次には確かな教養、実践スキル、自己開発能力を身につけるために、文系と理系の学部が協力して地域の課題について学ぶ基礎スタンダード科目を開講しています。薬学部での専門的な知識及び技術の獲得を支援するため、1年次に徹底した基礎教育を実施、必要に応じてフォローアップ教育を行っています。また早期から実験を行うことで、講義だけでは得られない生物や化学に対する興味を持つように工夫しています。
 高学年では、地域住民の健康を高めるための生活習慣や医療の体制について地域と共に学ぶ専門科目「キャリアデザインA(地域医療管理学)」、「キャリアデザインB(病院・保険薬局学)」、「地域と健康I・II・III」を開講しています。また、薬学共用試験、国家試験に向けての対策を大学独自で行い、レベル向上への支援を行っています。さらに全ての学年に担任制度を採用し、教員と学生の親密なコミュニケーションを通じて、個々の学生の能力を十分に引き出すための親身な指導を行っています。
 また、青森新都市病院に青森大学付属施設として「脳と健康科学研究センター(脳研センター)」が設置され、早期から医療現場を体験しながら学習する「薬学臨床I〜VI」、様々な疾患について直接医療現場に携わる医師の立場から講義する「臨床医学概論」などを開講しています。

病院や薬局の実務実習について

特徴や取組
 積極的にふるさと実習を取り入れています。

主な病院・診療所名

青森県立中央病院、青森市民病院、弘前大学附属病院、あおもり協立病院、十和田市立中央病院など 17カ所

主な保険薬局

テック調剤薬局、あけぼの薬局・はれやか薬局・サカエ薬局・ヘルシークラブひまわり薬局・中央調剤薬局・アサヒ調剤薬局など 24カ所 調整機構により実習先を確保

アドバンスト教育

 地域で活躍する薬剤師を育成する目的で、青森県の食生活や生活習慣、気候等の健康に関わる事柄を調査し、短命県との関連を調査する「地域と健康I」、地域の科学者として保健機能食品の臨床試験データを元に臨床有効性を判断する力を養う「地域と健康Ⅱ」、国民のスポーツへの関心が高まる中で多様化する地域保健におけるスポーツファーマシストやスポーツドクターの役割を学ぶ「地域と健康Ⅲ」などがあります。

多職種連携教育の具体的な内容

 医療の担い手として求められる知識、技能、態度を身につけ、薬剤師の使命、チーム医療・地域保健医療への参画に必要な基本的事項を修得します。地域の介護・福祉について見聞し、地域住民の健康への貢献のあり方について考え、地域包括システムについても学ぶために、老人健康施設、地域包括支援センターの見学を行い、体験に基づいて、その重要性や課題を討議します。さらに、病院、消防と連携し、心肺蘇生等の一次救命処置を体験し、シミュレータを用いて実施できるようになります。

多職種連携演習を行う医療施設名

医療法人芙蓉会青森市南地域包括支援センター、青森新都市病院

薬剤師国家試験への取組み

 1~3年次の科目については、年度初めに各学年に応じた基礎学力試験を行い、指導の基礎資料とするとともに、定期試験後必要に応じてフォローアップのための補習講義を実施して(基礎)学力向上のための支援をしています。また、4年次以降には薬学特論や集中講義を多数開講して共用試験・薬剤師国家試験にむけた万全の体制をとっています。

卒業研究

 4年次前期に研究室配属を行い、卒業研究は5年次の実務実習に出向かない期間を中心に「調査研究」「実験研究」の一方を選択して実施しています。卒業研究発表会は6年次の8月に行い、研究結果を卒業論文にまとめます。

大学独自の奨学金制度

薬学部特別学業特待制度
※出願時に申請が必要となります。

地域のアパート・マンションのモデル家賃

学生寮(スチューデントプラザ)
月額:61,000円
(部屋代、共益費、食費含む)

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