給付型奨学金の利用はなかなか難しいでしょう。貸与型は返済がひつようです。そのため国の奨学金や教育ローンなど公的な融資を軸に考えましょう。金利が低く返済期間が長いのがメリットです。
●独立行政法人 日本学生支援機構
貸与型奨学金は、契約者本人(学生)が卒業後に返済します。日本学生支援機構の第一種奨学金は無利子。入学時特別増額貸与奨学金を利用しても最大で50万円が限度です。
奨学金は、指定した金融機関の口座に一定の金額が毎月振り込まれます。
●教育ローン
入学前にまとまったお金(初年度納入金など)が必要という時、保護者が借入れます。保護者の信用・財産をもとに融資を受け、返済は契約者(保護者)が行います。基本的には融資の翌月から返済が始まり、在学期間中は利子だけを返済できる金融機関もあります。
●日本政策金融公庫
「国の教育ローン(教育一般貸付)」は、学生1人につき融資限度額350万円と高く、返済期間も最長15年(交通遺児家庭または母子家庭の方は18年以内)。独立行政法人日本学生支援機構の奨学金と重複しての利用も可能です。