🔴「病院薬剤師」と「創薬研究者」が薬学部志望動機の上位

 高校時代に「病院薬剤師になりたい」という生徒が多く、志望動機の上位です。同様に、「創薬研究者になりたい」という志望動機も上位にあります。

 薬系進学(yakkei)が行ったアンケートでは、6年制の薬学科から研究職に就職したのは83名でした。やはり研究職は大学院まで進学して研究業績を積むことが求められるのでしょうか。

 また創薬のトレンドがバイオ医薬品や核酸など中分子化合物に移り、従来とは異なる就活になっており、より専門化が進んでいると考えます。

 データには、研究・開発(臨床開発)・安全性・学術・生産の職種、そしてCROも設けました。その一部について紹介します。今回は【研究職】です。

【研究職】

 研究を志していた6年制の学生には「実務実習事前実習」、「実務実習」などで、研究に打ち込む時間がなく企業就職を諦めるという実態があるようです。

 実務実習などで忙しい6年制の学生よりも、修士課程修了者や博士課程修了者の方が研究職で就職できるチャンスがあります。ただし製薬会社の研究職はいつも採用があるわけではありません。

 「薬理のスタッフが必要になった」、「研究段階の薬が治験段階に近づき臨床開発のスタッフを強化しなければならない」といった事情があって募集します。

そのため希望していた会社に希望の研究分野の募集がないケースがあります。

 参考までに大学院修了者の就職状況2023をご覧ください。

https://yakkei.jp/contents/links/yakugaku-u/inseijob.jpg

    PAGE TOP
    タイトルとURLをコピーしました