1. 化粧品の一分野 トイレタリー事業

トイレタリーの仕事

 「トイレタリー」の名称は聞き慣れない人が多いのではないでしょうか。
 大きな分類としては、化粧品とトイレタリーは同じグループ。 化粧品事業とトイレタリー事業は「化学」に分類されます。
 トイレタリー事業は、シャンプーやリンスをはじめヘアケア製品、ヘアスタイリング剤、カラーリング、入浴剤、石鹸、オーラルケア、洗顔・ボディ用洗浄料など幅広い製品領域をいいます。化粧品とトイレタリーの両方を事業とする会社もあります。
 トイレタリーの研究員は、マーケティングからパッケージのデザインや商品広告に携わることがあるといいます。面白い仕事ですが、最もプレッシャーを感じるのが発売目標に対するスケジュール管理だそうです。
 まずドラッグストアが次期の商品構成を決定する前に「新商品」を提示して、リストに載らなければ商品棚に入れてもらえません。季節性が強い商品であればその年の売り上げはなくなります。
 いい商品を作って消費者に届けたいという目的。それがいい商品であっても、時間との戦いに勝たなければなりません。

 当然、新商品が消費者に受け入れられたとき、そして大きな売り上げを得た時は喜びになります。医薬品の成果は、何年も先になってわかりますが、化粧品やトイレタリーはすぐに成果がわかる魅力があります。

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