1.薬学部のカリキュラム【主要科目 2 】

●医薬品化学

 医薬品の合成、構造、性質についての基礎を有機化学の観点から学ぶ。
 生体に対する反応と機能の面から医薬品をとらえ、医薬品の体内での働きや、医薬品開発において有機化学の手法や知識が担う役割を学ぶ。

●植物薬品学

 日本薬局方の主な生薬について学ぶとともに、植物性医薬品の重要性を理解する。

●天然医薬品化学

 医薬品の原点である生薬を化学的にとらえ、薬効成分の生合成、利用などについて学ぶ。

●和漢薬物学

 漢方の基本的な考え方、現代医療との関わり、漢方系生薬の薬効、薬理作用、副作用などを学ぶ。

●病原微生物学

 病原微生物の特徴、感染症と、抗生物質・化学療法剤、微生物の薬剤耐性を学ぶ。
 とくに感染症を理解するため病原微生物に対する理解を深める。

●臨床医学概論

 人体の自己防衛機能や病気が起こるメカニ ズム、医療をめぐる諸問題について学ぶ。

●薬物治療学

 薬剤師の重要な業務となった患者への服薬指導など、有効で安全な薬物療法について学ぶ。
 種々の疾患とその治療に用いられる医薬品について学ぶ。

●放射薬品学

 放射性同位体に関し、基本知識から医・薬学への応用、放射線障害などを正しく理解する。

●医薬品情報

 医薬品の適性使用に必要な医薬品情報、患者からの情報収集などを学ぶ。

●医療倫理

 医療倫理の基本を学び、実務実習などで実践できる能力を養う。

●薬事関連法規

 薬剤師の業務に関連する法規・法律・制度を理解する。

●薬局方総論

 薬効、適用方法、服薬指導、更にはその基礎をなす副作用、薬物動態、相互作用などをまとめた「日本薬局方」の活用ついて学ぶ。

●調剤学

 処方せんの種類や記載事項、処方用語など、薬剤師の専権業務である調剤に求められる知識を学ぶ。

●医療薬剤学(医薬品体内動態学) 薬物の体内動態や吸収、製剤過程での物理化学の関わりなどを学ぶ。 
●演習科目

○チーム医療演習
 チーム医療の現状について学び、ディスカッション(SGD)して薬剤師のあり方を学ぶ。
○医療コミュニケーション論
 薬剤師に求められるコミュニケーションの重要性を学ぶ。
○プレゼンテーション実習
 意思を伝え、相手の納得を得るための手法などについて体験を通して学ぶ。

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