6年制薬学科の特色
医薬品を生かすために必要な知識をじっくりと修得、さらに食品や環境の知識も身につけ、広い視野で人々の健康を保証できる薬剤師の育成を目指す「薬学科」と、西洋薬に加えて漢方薬を体系的に学び、人々の健康をサポートできる薬剤師の育成を目指す「漢方薬学科」の2学科を設置しています。
なお、卒業までに必要な修得単位数と、薬学共用試験(CBT、OSCE)および薬剤師国家試験に関わる科目は「薬学科」「漢方薬学科」ともに共通であり、薬剤師資格取得に関して有利不利はありません。
病院や薬局の実務実習について
特色や取組
4年次の「事前学習」で万全の準備を整えて実務実習に臨み、チーム医療及び地域医療における薬剤師の役割をしっかりと学んでもらいます。出身地での「ふるさと実習」も実施しています。⤾
主な病院・診療所名
福岡赤十字病院、九州中央病院、飯塚病院、九州大学病院、産業医科大学病院、久留米大学病院、福岡市民病院、九州がんセンター、九州医療センター、済生会福岡総合病院 など 52カ所
主な保険薬局
大賀薬局、サンキュードラッグ、コスモス薬局、太陽薬局、タカラ薬局、八幡薬剤師会薬局、鹿児島県薬剤師会薬局、西日本調剤センター、あけぼの薬局、さくら薬局 など 88カ所 調整機構により実習先を確保
アドバンスト教育
実際の医療現場での学びを土台に、国際的な視野を養い起業家精神や薬局経営の素養を育成する、独自の教育を提供しています。また、デジタル化が進む医療現場に対応するためのデータ解析能力や情報管理能力、最先端技術を駆使した薬学の新たな可能性を探求する科目も導入しています。これにより、将来の医療を支える革新的な薬剤師の育成を目指し、より良い社会の実現に貢献します。
多職種連携教育の具体的な内容
看護学部の学生との合同講義などを通して、同じ医療人として互いに尊重する姿勢や共に健康課題を解決できる能力を育み、チーム医療に貢献できる薬剤師の育成を目指します。
多職種連携演習を行う医療施設名
学内施設で行っているため、他職種連携教育のための医療施設はありません。
薬剤師国家試験への取組み
1年次から5年次までの段階的な学力強化対策で、基礎学力･応用力をしっかりと身につけることを大切にしています。そして、勝負の6年次には「薬剤師国家試験科目の基礎学力テスト」「薬学総合演習」「薬剤師国家試験模擬試験」「夏季合宿勉強会」「各所属分野での勉強会」「薬剤師国家試験直前勉強会」など、確実に力を伸ばす特別対策を実施しています。
卒業研究
6年制学科
3年次後期より希望する研究分野に配属され、教員の直接指導のもと専門的な卒業研究を行います。薬学･医療の進歩と改善に資するため、研究を遂行する意欲と問題発見･解決能力の修得を目指します。なお、卒業研究については薬学科･漢方薬学科による制約を設けず、学生の希望を反映しながら、全ての研究分野から選択できるようになっています。
4年制学科
データサイエンティストとなる医療データに関する知識や次世代に通用する医療経営に関する専門知識の修得と、医薬品をはじめとする化学物質の性質を科学的に理解するために必要な知識と技能の修得を目指します。
4年制の教育目標・育成する人材
2022年4月に4年制の薬科学を開設。2つの専攻により、次のような人材育成を目指します。
【医療データ科学専攻】情報のデジタル化により、世の中にあふれている膨大なデータ。それらを解析・活用するデータサイエンティストの不足を解消するため、本専攻では医療の知識を持ったデータサイエンティストを育成します。
【生命医科学専攻】医療・ヘルスケア業界でも求められる、経営・マネジメントのスキル。経営ビジネスを基礎から学ぶほか、多彩な専門性を身につけ、病院の経営コンサルティングや健康ニーズの多様化に貢献できる人材を育成します
4年制のカリキュラムの特色、独自の取り組み
【医療データ科学専攻】データ解析に必要なスキルと、薬学という専門性をバランスよく学習します。
【生命医科学専攻】簿記や経営管理論など経営に必要なスキルを総合的に学びながら、医療の知識も習得します。
※任意選択となる教職課程の単位を取得すれば、薬と健康に関する知識を持った理科教員を目指すことも可能です。
4年制学科から大学院に繋ぐ研究期間の確保
未回答
大学独自の奨学金制度
6年制薬学部対象特待生制度：指定校推薦(特別枠)、総合型選抜、特待生選抜、一般選抜、共通テスト利用選抜から、入学定員153名のおよそ半数にあたる75名を特待生に選抜予定です。特待生制度を利用して本学に入学した場合、1年次の授業料150万円が全額免除され、学納金年額196万円が46万円に減額されます。
地域のアパート・マンションのモデル家賃
キャンパスから自転車で10分以内にある近隣マンション（１Kなど）の家賃相場3万7千円～8万円