6年制薬学科の特色
“学生の潜在能力を自己力で点火する(ignite)”ためにTBL/PBLを含む能動的学習プログラムを「イグナイト教育」および「アドバンストイグナイト(処方解析)」で展開しています。「イグナイト教育」とは、基礎教育の段階で本来学生が持つ潜在能力に積極的に点火(イグナイト)し、自律・自立した「くすりの専門家」になるための基礎を構築する本学独自の教育プログラムです。グループ活動を基本とし、与えられたテーマに対して調査、討論、ポスター作成、プレゼンテーションを実施。自主的学修力、コミュニケーション力、問題発見・解決力の育成をめざしています。その学修成果として豊かな人間性、コミュニケーション力、主体的学習力の育成ならびに課題探求・問題解決能力の基盤形成を目指します。
病院や薬局の実務実習について
特色や取り組み
いわき市を中心に福島県、茨城県、宮城県、秋田県などで行っている。
主な病院・診療所名
いわき市医療センター 他 18カ所
主な保険薬局
いわき市薬剤師会中央台薬局 他 29カ所 調整機構により実習先を確保
アドバンスト教育
4年次に実施する「アドバンストイグナイト(処方解析)」において、薬学的知識の定着、知識の活用、チーム活動による問題解決力・コミュニケーション力の醸成のため、「イグナイト教育1~3」の成果ならびに蓄積した薬学的知識を活用し、医療薬学に関する課題を用いたグループ学修を実施し、これまでの学修内容を確認しながら、実際の医療現場での問題解決力を養います。6年次に実施する「ファーマドリルファイナル(実務演習)」において、5年次の病院・薬局実務実習の学修事項の知識をより強固なものとし、そして、社会に貢献する問題解決能力に優れた薬剤師を目指すために、包括的、発展的な講義・演習を行います。また、薬剤師としての質保証のための総合的評価(実技試験)を行い、不足している知識技術の再確認及び補強を行います。
多職種連携教育の具体的な内容
「臨床薬学2」の授業の中でチーム医療として多職種連携を解説しているほか、選択ではあるが「臨床心理学」「看護学」「地域在宅医療」を通して他学部(多職種)の先生方にも講義をいただき展開している。
多職種連携演習を行う医療施設名
すべての実務実習施設(5年生で行わる実務実習の中で実務実習施設においてチーム医療としての多職種連携を学んでいる。)
薬剤師国家試験への取組み
「ファーマドリル1~5」において、授業で修得した薬学の知識をより確実なものにするために、繰り返し演習を行って基礎力を定着されるために実施する本学独自のプログラムです。さらに、応用力を高め、薬剤師として必要な問題解決能力を修得することを目的としています。また、全国統一模擬試験にも定期的に参加し、常に全国レベルを意識しながら学修効果を確認していきます。
卒業研究
4~6年次に実施する「卒業研究」では、研究課題に関する実験や調査を通して、新しいことを発見し、科学的根拠に基づいて問題点を解決する能力を習得します。さらに、研究成果を研究発表会、学会、学術論文などで発表するために、適切な文章の書き方、論理的表現法、プレゼンテーション法を身につけます。
大学独自の奨学金制度
「特待生制度」があります。詳細は大学HP「奨学金」の「特待生制度(2025年度入学生対象)」ページをご参照ください。
https://www.isu.ac.jp/syougaku/tokutaisei.html
地域のアパート・マンションのモデル家賃
いわき市(大学近隣)のアパート等の家賃相場は、約3万5000円~4万円程です。