長崎国際大学

6年制薬学科の特色

 全学共通科目・薬学専門科目に加え、本学の理念である「人間尊重」を重視した独自の科目を加えた体系的なカリキュラム(学位プログラム)を通じて、ディプロマポリシーに示す「専門力、情報収集・分析力、コミュニケーション力、協働・課題解決力、多様性理解力」に関する教養及び能力を身に着け、医療薬学分野の研究を遂行できかつ実践的に活躍できる薬剤師の育成はもとより、社会人・医療人として必要な基本的教養、及び「人間尊重」に基づく豊かな人間性を有する学生を育成する。

病院や薬局の実務実習について

特色や取り組み
 出身地でのふるさと実習を主体として実施している。

 

主な病院・診療所名

<2024年度実施状況>
長崎医療センター、佐世保市総合医療センター、唐津赤十字病院、国立病院機構九州医療センター、阿蘇医療センター、大分大学医学部附属病院、藤元総合病院、鹿児島大学病院、琉球大学病院など、九州各県の病院を中心に実施。
長崎県(17)、福岡県(12)、佐賀県(4)、熊本県(4)、大分県(1)、宮崎県(2)、鹿児島県(8)、沖縄県(7) 、愛媛県(1)
 56カ所

実務実習を行う主な保険薬局

<2024年度実施状況>
井手薬局、今泉調剤薬局、佐世保市薬剤師会会営薬局、そうごう薬局など、九州各県の薬局を中心に実施。
長崎県(48)、福岡県(11)、佐賀県(8)、熊本県(5)、大分県(1)、宮崎県(3)、鹿児島県(9)、沖縄県(12) 、愛媛県(1)
 98カ所 調整機構により実習先を確保

アドバンスト教育

 少子高齢化等の社会情勢の変化は、医療はもとより薬剤師の職能・職域に大きな変化をもたらしている。本学ではこれら変化に柔軟に対応するため、地域医療、チーム医療、国際医療に貢献できる薬剤師の育成を目指したアドバンスト・オリジナル教育を実践している。薬学生は、初年次には本学の教育理念である「ホスピタリティ」の精神を学ぶための「茶道文化」、「ホスピタリティとSDGs」を、また高齢者医療・地域医療について理解を深めるための「在宅医療概論」、「地域の理解と連携」を全学共通科目として履修する。さらに、他学部と連携して開講される薬学部独自のアドバンスト教育専門科目である「臨床栄養学」、「健康薬学」、「食品機能学」、「治験コーディネート論」、「福祉と緩和ケア」を履修する。これら科目を通して、ホスピタリティ精神を醸成するとともに、福祉や介護、高齢者医療・地域医療、生活習慣病の予防・改善、健康増進・セルフメディケーションに関する幅広い知識を修得できるようにしている。 
 また、今後、遠隔医療や在宅医療等での薬剤師の職能拡大し、フィジカルアセスメントやワクチン等の接種者としての役割が期待されることから、実務実習事前学習を中心に、オンライン教材やシミュレーター、オンラインシステムを使用したフィジカルアセスメント教育を実施している。

多職種連携教育の具体的な内容

 1年次(前期)の全学共通科目(薬学部は必修科目、他学部は選択科目)として「在宅医療概論」を開講している。本講座は、長崎大学、長崎県立大学、長崎国際大学、各自治体、保健・医療・福祉系の機関・団体とNPO法人が連携する「在宅医療・福祉コンソーシアム長崎」と共同で開講(単位互換制度)するものであり、社会情勢の変化に伴い、在宅医療の重要性が増す中、在宅がん医療や緩和ケア等を多職種協働で実践できる専門職の人材育成を目的としている。講義においては、在宅医療に必要な基礎知識を学ぶとともに、各分野の専門職の役割と情報の共有、連携等について理解を深めるため、病院、薬局、福祉・保健関係機関、行政機関等、各分野から専門職の方々をゲストスピーカーとして迎え、オムニバス形式で行っている。また、長崎県内の大学・短期大学、高等専門学校が参加する「NICEキャンパス長崎」(単位互換制度)を活用し、夏休みに3日間の日程で「在宅医療・福祉早期体験学習」(県内の関係施設での体験学習やグループワーク等)を実施している。また、2年次科目「ホスピタリティ演習」において、早期臨床体験学習をおこなっている。提携するリハビリ専門病院にて1日体験学習を行い、薬剤師が医療の現場において他の職種(看護師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)とどのような関わりを持つかを学んでいる。

多職種連携演習を行う医療施設名

長崎リハビリテーション病院

薬剤師国家試験への取組み

 低学年次から共用試験や国家試験を意識した取り組みを行っている。具体的には、CAIシステム(パソコン、スマートフォン)を利用した自学システムを導入し、自宅等から国家試験の過去問や教員作成の想定問題などに取り組める環境の整備と積極的な活用の指導を行っている。学内においては本学教員・外部講師による演習の実施、さらに6年次では年6回の模擬試験を行い、成績に応じたクラス編成と学修の実践など、個々の学生の苦手分野の克服や学力向上に努めている。また、入学前教育及び初年次教育から、共用試験、国家試験へつなげていく一貫教育を特色としている。

卒業研究

 4年次の12月~1月をめどに研究室配属を確定するようにしている。また、4年次末~5年次における実務実習未実施の時期及び6年次の12月までを、卒業研究実施及び卒業論文作成期間としている。この間、卒業研究発表会(6年次秋季)を実施し、いずれも第3者(他研究室教員)を含めた教員による評価(ルーブリック評価)を行っている。卒業研究の成果は、研究室が所属する学会等で積極的に発表されている。

大学独自の奨学金

・入試成績が特に優秀と認められた場合は特待生として選抜され、授業料または入学金免除(入学時特待生)
・入学後の学業成績により、翌年度授業料を免除(薬学特待生)
 在学生のおよそ2.9人に1人が特待生(入学時特待生+薬学特待生)

地域のアパート・マンションのモデル家賃

女子寮および強化指定部学生寮があり、寮費は48,500~90,000円
近隣アパートの家賃相場は約40,000円~約60,000円

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