6年制薬学科の特色
本学では、薬剤師国家試験合格が大切な教育目標の幹ではありますが、一つの通過点であり、その後の将来性を考えられる薬学生の教育に取り組んでいます。具体的には、本学で「〇〇×薬剤師」と題し、定期的に様々な分野で活躍されている薬剤師の先生方にご講演いただき、薬剤師としての職の場の広さを知ることで薬学生が長い将来をかけてビジョンを持てるようなキャリア教育に力を注いでいます。また、薬学生が自分の学力にて選択できる「基礎からアドバンスへ」と幅広い教育を用意し、学生個々にあった学習に力を入れています。
病院や薬局の実務実習について
特色や取り組み
実務実習先は病院・薬局実務実習近畿地区担当者会議で決定されます。基本的には4年次後期時に配属された講座の教員が、実務実習中の3回訪問を含めて学生を支援し、実務実習委員会が実務実習全般の問題に対応しています。各教員は実務実習中の学生と連絡を密に取って、メンタルケアを含めて、特に技能的な問題については臨床系教員が支援する体制になっています。
実務実習を行う・主な病院・診療所名
独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 他 63カ所
実務実習を行う・主な保険薬局
キタバ薬局 他 調整機構により実習先を確保 91カ所
アドバンスト教育
在学中にNR・サプリメントアドバイザー、健康食品管理士の資格を取れるカリキュラムがあります。また、1~3年次では希望者に特別集中講義として「道場みらい薬剤師」を開講し、薬剤師業務に必須な薬学周辺の専門家による講義を実施しています。その他、総合大学であることから、副専攻を設け、他学部で習う薬剤師に必要な知識を修得するためのシステムも設けています。
多職種連携教育の具体的な内容
2年次の看護学、4年次のチーム医療・地域医療薬学があります。1~3年次希望者対象の「道場みらい薬剤師」では栄養管理士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーによる講義を取り入れています。
多職種連携演習を行う医療施設名
未回答
薬剤師国家試験への取組み
国家試験対策は、低学年では振り返り演習なども取り入れて基礎科目修得を徹底させ、4年次ではCBT対策、5、6年次では国家試験対策に力を入れ、6年間を通じて国家試験に合格できる力を備えられるよう、教員による演習授業に加え、効果的に薬剤師養成業者による補講を多く取り入れています。また、学内のミニ演習や模擬試験に加え、業者模擬試験を数多く無料で実施し、学生の全国的なレベルを個々に周知させることで学生のモチベーション維持に努めています。それ以外でも、パソコンやスマートフォンなどを利用した学習支援システムを導入し、学生は学内や自宅、通学途中でもそのシステムを用いた自主学習ができ、また教員もこのシステムを活用した演習を実施しています。さらに、5、6年次では配属講座での国家試験対策を行うことで、学習面だけでなく、相互のモチベーション維持やメンタルなサポートも行っています。また、平成27年度からは「薬学教育支援・開発センター」を設立し、リメディアル教育の統括、授業を補完するセンター講座、5、6回生スタッフによるマンツーマンSAセミナー、さらには学習相談などを通じて様々な方面からのサポートを行っています。
卒業研究
全ての学生は、志望を基に5~6年次の間各講座に配属され、卒業実習教育として卒業研究に従事します。大学院への進学や企業への就職を希望する学生はもとより、病院や薬局などの医療現場で薬剤師として活躍することを希望する学生にも、先端の研究に従事したり、学術情報の収集やまとめ方、研究データの分析や管理の仕方を学ぶことにより、必要な知識や技能を踏まえた問題解決能力を身につける機会を与えています。そして、研究成果は論文にまとめるとともに、パワーポイントやポスターを使って卒業研究発表会で発表します。また、学生による学会発表に対しては独自の補助金制度を設けています。
大学独自の奨学金
地域のアパート・マンションのモデル家賃
キャンパス近隣のマンション 1K 家賃 3万円~5万円程度