6年制薬学科の特色
医系総合大学として、チーム医療の実践力を身につけた新世代の臨床薬剤師を養成します。
令和6年度入学生から「患者を知り、患者から学び、患者に貢献する」をテーマとする新カリキュラムがスタートし、８つの大学附属病院を活用した臨床での学びがさらに充実しました。
1年次から6年間にわたる4学部連携チーム医療教育で、患者の問題を発見しチームで解決する能力を培います。
4年次後期から2年間に及ぶ「臨床実習・研究プログラム」を令和5年度から新たに導入しました。全学生がクリニカルクラークシップ（診療参加型臨床実習）を保険薬局で11週間、大学附属病院で15週間実施します。
その後、「症例研究」「臨床研究」「基盤研究」の3コースから研究テーマを選択し、問題発見・解決能力を磨きます。
「症例研究実践コース」では大学附属病院の病棟で20週間にわたって入院患者を担当し、薬物治療の個別最適化を実現するための能力を養います。
卒業後も大学院、臨床薬剤師研修制度、薬剤師生涯研修プログラムなどにおいて、成長をサポートします。
病院や薬局の実務実習について
特色や取り組み
４年次１月から５年次にかけて、28週におよぶ臨床実習があります。そのうち8つの本学附属病院で行う17週間の病院実習では、100名を超える臨床教員薬剤師と医療チームの医師や看護師らの指導のもとで、臨床薬剤師としての実践力を着実に身につけていくことができます。
病棟でスチューデントファーマシストとして特定の患者さんを受け持ち（患者担当制）、医療チームに加わり、治療計画を立て、患者さんへの薬物治療を参加・実践型形式（クリニカル・クラークシップ）で学びます。
また、精神科の専門病院である昭和大学附属烏山病院における精神医療実習を全学生必修で行っていることも本学の特色です。
実務実習を行う・主な病院・診療所名
昭和大学病院、昭和大学病院附属東病院、昭和大学藤が丘病院、
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院、昭和大学横浜市北部病院
昭和大学江東豊洲病院、昭和大学附属烏山病院、昭和大学歯科病院 8カ所
実務実習を行う・主な保険薬局
薬局しなやく、薬局トモズ、ウエルシア薬局、スギ薬局
※調整機構により実習先を確保 160カ所
アドバンスト教育
第４学年の希望者に対して選考を行い、第５学年時に、学部間協定校（オルバニー薬科大学(アメリカ)、マハサラカム大学(タイ)、台北医学大学(台湾)、リヨン第一大学(フランス)、マヒドン大学(タイ)）を訪問し、大学・病院・薬局などの見学、研究室活動への参加、英語による研究・調査課題、英語によるプレゼンテーションに取り組むことで、海外の薬剤師の役割を知ることができる海外実習・研修プログラムを行っています。また、日本（本学）と海外協定校とのオンラインジョイントセミナーで英語によるプレゼンテーションの機会があります。
多職種連携教育の具体的な内容
医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の教員および附属病院が密に連携して昭和大学独自の「チーム医療」プログラムを構築しています。初年次体験実習では医療人のマインド、職種の役割、チーム医療の根幹などを学び、PBLチュートリアルでは臨床シナリオをもとに各職種の立場から症例を検討し、患者さんが抱える課題を解決に導きます。さらに高学年次での病棟実習では附属病院にて、学部混合チームで実際に患者さんを担当し、ベッドサイドで治療プランを深く検討します。
また、近年注目される「地域医療」もカリキュラムに組み込み、地域の医療機関、薬局等と連携した学部連携地域医療実習を行っています。こうした全学年にわたる体系的かつ段階的な学部連携カリキュラムは、昭和大学の特徴であり、次代のニーズに対応できる実践的なチーム医療人を育成しています。
多職種連携演習を行う医療施設名
昭和大学の各附属病医院（昭和大学病院、昭和大学病院附属東病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院、昭和大学江東豊洲病院）
薬剤師国家試験への取組み
ディプロマ・ポリシーと一体的に策定したカリキュラム・ポリシーに基づいた教育課程を編成しています。また、薬剤師国家試験に合格できる学力を担保するための進級基準と卒業基準を設定し、第109回薬剤師国家試験では新卒合格率87.6%を達成しました。
卒業研究
卒業研究カリキュラムの改革に取り組んでおり、臨床薬剤師育成プログラムの一環として大学附属病院での臨床研究を強化しています。薬学研究実践プログラムでは本学附属病院の臨床薬剤師を含む100名を超える臨床系教員が指導を担当します。医系総合大学の昭和大学でしかできない臨床研究を通じて、臨床での問題発見・解決能力を身につけます。
大学独自の奨学金
ホームページにてご確認ください。
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