昭和薬科大学

6年制薬学科の特色

 本学は薬学部薬学科6年制の単科大学として教育課程の最適化に取り組み、基礎から専門・応用へと進む一貫したプロセスを確立してきました。6年制の柱というべき臨床薬学教育を強化するとともに、豊かな人間性とコミュニケーション能力を養う教育にも力を入れ、医療の現場で活躍できる有用な人材を育てます。

病院や薬局の実務実習について

特色や取り組み

 3年次後期からいち早く学内での事前学習をスタートさせ、4年次終了までに150コマ以上の事前実習を行います。5年次の実習先となる協力病院や薬局の指導薬剤師にも協力していただき、実務実習本番にスムーズに移行できる体制を整えています。5年次の病院実務実習では、聖マリアンナ医科大学病院をはじめとする協力病院において、病棟活動を中心にチーム医療の一員として薬剤師の役割を実地に学ぶことに重点を置き、加えて調剤、医薬品の管理・供給・保管、医薬品情報や製剤なども幅広く学びます。また、薬局実務実習では、地域医療に貢献する開局薬剤師の業務全般、とくに患者さんへの服薬説明や接遇で高いコミュニケーション能力を養うことに力点を置いています。

実務実習を行う・主な病院・診療所名

聖マリアンナ医科大学の附属・関連病院のほか、東京大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学附属第三病院、横浜市立大学附属病院、筑波大学附属病院など 約40カ所

実務実習を行う・主な保険薬局

調整機構により実習先を確保

アドバンスト教育

 4年次に選択したコースに応じた薬学アドバンスト教育が用意されている。「情報薬学」コースでは最先端の創薬や医薬品の相互作用などを履修する。「臨床薬学」コースでは薬物治療や臨床薬学系科目で構成される教科が用意され、6年次には病院・薬局実務実習とは別に、先端医療機関などで臨床教育を受ける「アドバンス実務実習」も選択できる。

多職種連携教育の具体的な内容

 医療ニーズが多様化、チーム医療の重要性が増すなか医師をはじめ関連職種との連携が求められており、他大学との多職種連携教育(IPE)を展開しています。具体的には医学部、本学4年次学生による模擬症例を用いたスモールグループディスカッションを核とするもの。IPE受講者は提携先医学部附属病院で5年次実務実習が受けられるよう配慮するほか、6年次には東海大学とアドバンストIPEを予定するなどさらに実践力を高める教育につなげていく構想です。

多職種連携演習を行う医療施設名

聖マリアンナ医科大学,杏林大学,東京大学,東海大学,聖路加国際大学

薬剤師国家試験への取組み

 入学時から、教育課程の節目ごとに学力を確認する試験を実施し、対策が必要な学生には集中講義や補講を行っています。さらに4年次の「共用試験」をプレ国家試験として位置付け、この段階で全員が一定の水準に達するよう徹底して指導します。6年次後期には国家試験に向けた総仕上げともいうべき「最終総合演習」を開講し、全員合格を目標に手厚い対策を実施しています。

卒業研究

 本学は、将来の希望進路に応じたコース制を採用しています。学生は、「総合薬学」「情報薬学」「臨床薬学」の3コースからいずれかを選択し、4年次から研究室に所属して卒業実習教育を履修します。指導教員のもとで、薬学の多彩な研究テーマに取り組み、全員が卒業論文を提出します。

大学独自の奨学金

【柴田奨学基金】/〈第一種〉成績優秀で経済的に困難な学生を選考し、無利子で貸与(学部生年額95万円)〈第二種〉家計の急変で修学困難になった5年次後期以降の学部生に無利子で貸与(年額50万円以内、2回まで)〈第三種〉家計の急変で修学困難になった4~6年次の学部生に無利子で貸与(年間1回の納付金額(99万円)を上限、3回まで)

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