富山大学

6年制薬学科の特色

 医療人育成のための導入教育として「医療学入門」を開講し、医学科、看護学科と共に少人数の学科混成グループによる体験学習を通じて、医師、看護師と協力して行うチーム医療の必要性と重要性を体得させる。
 また、「全人的統合医療を実践できる医療人の育成」を教育目標とし、西洋医薬学に加えて和漢薬と東洋医学に関する教育を重視して行っている。具体的には、「和漢医薬学入門」「生薬学」「東洋医学概論」を開講し、和漢薬と東洋医学における考え方の基本的知識を教授する。

●病院や薬局の実務実習について

特色や取り組み
 富山県内の病院および薬局で,それぞれ11週間ずつの実務実習を行っている。いずれの医療機関も認定実務実習指導薬剤師の指導のもとでモデルコアカリキュラムに準じた実習を行っている。実習先と大学が緊密に連絡を取り合い効率の良い実習の実施を目指している。
主な病院・診療所名
富山大学附属病院、富山県立中央病院など 17カ所
主な保険薬局
 富山県内の調剤薬局など(調整機構により実習先を確保) 51カ所

アドバンスト教育

 通常の教育課程とは別の専門性・実践性の高いカリキュラムとして,「東西医薬学Ⅰ,Ⅱ」「和漢医薬学演習」「和漢医薬学実習」「先端創薬学演習」「脳機能科学概論」を開講し,和漢薬コース,応用製薬コースおよび脳科学コースの卓越薬学教育プログラムを設定している。また,海外の大学と提携し「海外薬学演習」が設けられている。

多職種連携教育の具体的な内容

 医療人育成のための導入教育として「医療学入門」を開講し,医学科,看護学科と共に少人数の学科混成グループによる体験学習を通じて,医師,看護師と協力して行うチーム医療の必要性と重要性を体得させる。 

多職種連携演習を行う医療施設名

未回答

薬剤師国家試験への取組み

 薬剤師国家試験について,薬学部内に薬剤師国家試験対策委員会を設置し,外部講師による薬剤師国家試験講習会の実施,模擬試験の受験等の便宜を図っている。

卒業研究

6年制
 3年次後期から卒業研究を開始し,研究能力を臨床現場で活用できる薬剤師の養成し,創薬研究を薬剤師の立場から推進・指導できる人材の輩出を目指している。研究課題を通して新しいことを発見し,科学的根拠に基づいて問題点を解決する能力を修得することを目的としている。
4年制
 3年次から卒業研究を開始し,創薬・ライフサイエンス・和漢薬を含めた東西医薬の関連分野を中心に活躍する研究者・技術者となる人材の輩出を目指している。研究課題を通して新しいことを発見し,科学的根拠に基づいて問題点を解決する能力を修得することを目的としている。

4年制の教育目標・育成する人材

 広い視野と高度な知識と研究力を持ち,創薬・ライフサイエンス・和漢薬を含めた東西医薬の関連分野を中心に活躍する研究者・技術者などを育成する。

4年制のカリキュラムの特色、独自の取り組み

 創薬に関わる研究者・技術者も,医療人としての基本的素養は必須であることから,薬学科,医学科,看護学科と一緒に履修する「医療学入門」「和漢医薬学入門」を必修としている。
 また,創薬科学科の特徴ある授業として「創薬化学」「富山のくすり学」「先端生命薬学」「ケミカル・バイオロジーⅠ,Ⅱ」「薬学経済」「知的財産概論」「製薬企業と創薬」を開講し,創薬化学の重要性と面白さを学ばせるのが特色である。
 さらに,専門的な学びを深めるため,2年次後期から「先端創薬学専門コース」,「和漢医薬学専門コース」,「脳機能科学専門コース」の3つの専門コースに分属することとしている。

4年制学科から大学院に繋ぐ研究期間の確保

 研究室配属時期を3年次前期と早期化し,卒業研究期間を長く確保している。

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