1. 薬系進学が考えること

「入れる大学」よりも目標が実現できる薬学部。

 受験生は、さまざまな要素から志望校を選択します。偏差値などから自身の実力や合格できそうな大学を選びます。代表的な志望校選択の要素があります。
 「大学選びの4要素」+α。
○自分の成績(入れる大学)
○学費
○アクセス・立地(都心部の大学)
○ブランド力(有名大学)
の4項目が薬学部選びのポイントのようです。ブランド力がある大学は、入試の難易度が高く学生に力があるため薬剤師国家試験の合格率も高くなります。どちらかといえば難易度が高く、歴史がある薬学部は就職実績が充実しています。そんな環境に身を置くには、入試を突破する学力が必要です。
 最後の「+α」は、薬剤師国家試験の合格実績やキャンパスライフ、ストレート卒業率、就職実績などでしょう。
 できればなりたい職業(就職)を実現できる薬学部を目指してほしいですね。

学びの「+α」が重点項目になるようです。

 「+α」には、臨床経験や最先端の研究に関わっておられる教授・教育者のもとで学ぶことも含まれます。各大学の研究室一覧やスタッフ紹介、研究者紹介などに研究内容などが紹介されています。教育・研究を重視した大学選びも考えられますね。
 6年制学科では、病院薬剤部・薬剤師など第一線の雰囲気や情報に触れながら学ぶことができる薬学部、また多職種連携教育が充実した薬学部もあります。医学部併設でなくても医療系の大学と教育連携を結ぶことにより同等の教育環境を整備する薬学部もあります。
 また学内に附属病院をもつ薬学部の中には、薬学部教授が病院の薬剤部長を兼務するなど臨床との風通しがいい大学があります。
 充実したキャンパスライフも大学の魅力の一つに入るでしょう。
 都心部に近い立地条件、交通便利な大学に人気が集まる傾向があります。受験生が都心部の大学に魅力を感じることから、キャンパスの都心回帰の動きもあります。
 それぞれの大学の「+α」を発見して、検討材料にしてはいかがでしょう。

「なりたい」を実現できる薬学部を目指す。

 薬学部を志望する生徒の多くが「病院薬剤師になりたい」という希望をもっています。また4年制学科を希望する生徒の中には創薬研究者を目的にする人もいます。コロナ禍の影響で創薬研究を志す生徒が多くなりました。
 創薬研究者になるには、4年制学科+大学院修士課程+大学院博士課程の9年の学びが基本です。加えて、希望通り研究者として就職できる薬学部こそ価値ある大学かもしれません。
 薬系進学は、あなたの「なりたい」を実現するための情報を提供しています。編集部にメールアドレスをお知らせいただいている先生には、データができ次第ご提供しています。
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